アコギにチカラは必要なの?

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アコギにチカラは必要なの?

 

最近、アコギを初めたばかりの生徒様から

『左手はどれくらいチカラ入れたらいいですか?』

と質問をよく頂きます。

いやいや、チカラ入れちゃダメだよ!!

入れちゃダメ。は、ちょっと言いすぎですが、そんなにチカラは要りません。

この質問、ほとんど大人の生徒様から頂くんですけど、よくよく考えてみて欲しいんです。

最近は小学生低学年から、早い子は幼稚園の頃からギターを習いにくる子が増えています。

そう!その頃にはもうギターが弾けるんです!

『若い子は覚えがはやいから』と、愚痴をこぼしてませんか?

たしかに若い子(これくらい小さい子を若いと表現するのか?笑)は成長は早いですが
チカラでは大人に敵いません。

チカラの入れ方を確認してみましょう。

では、なぜ大人が力入れてもならないのか。

それはズバリ、

チカラを入れてるところが違います。

それでは写真も交えて説明していきます!

まずは指板を押さえて確認

『いやいや、手にチカラ入れるに決まってるやん。』『ほんなら足にチカラ入れるん?』『なに言うてんねん。』
そんな声が聞こえますが、手は手でも、指にチカラを入れましょう。

この質問をされる方、思うように音が鳴らない方は、

手を握ってチカラを入れてないかチェックしてみてください。

下記の、こんな形になれば正解です!

こうなっていませんか?(ダメな例)

下記、写真のように握力で握ってしまうと、動きも遅くなって、
コードチェンジにも影響が出てしまいます。

こんな形に押さえる例外もあるけど、今回はNG。

正しい押さえ方は「OK」サイン!!

指にチカラを入れる。と言われても難しいと思うので、
左手の親指と人差し指で『OK』の形を作ってギュッと摘んでみましょう。

この時のポイントは親指を伸ばすこと。
少し歪な『OK』ですが大丈夫。

他の指でも同じように親指と『OK』を作ってチカラを入れてみましょう。

チカラの入れ方が分かったら、さー実践!

さっきの『OK』の間にギターを挟んでみましょう。

ギターを押さえるときはこの『OK』を意識してみましょう。握るのではなくてつまんでみる。

いつもより小さなチカラで音が鳴ったかな〜?

中嶋 安行

中学2年生の時に兄の影響でギターを始める。中学、高校生時代とステージに立つ経験を経て、大阪芸術大学に進学。
在学中にはPops,Rock,Jazz,民族音楽など、様々な音楽を学び、『なんばHatch』『フェスティバルホール』『中之島公会堂』などの会場に出演を果たす。

ギターのみならず『作、編曲』も学び、作曲した曲がイメージソングとしてカフェなど施設等で使用された。

学友内でも、楽器、音楽理論などを教えることにも定評があり、知り合いの勧めもあって卒業前にはレッスンの実務を開始し、講師としてのキャリアもスタートさせる。
大阪芸術大学ポピュラー音楽コースを主席で卒業し、講師としての活動の場を大手楽器店にうつして、本格的に講師業を始める。

演奏方面でも、『ふしぎの海のナディア』のopテーマ『ブルーウォーター』などヒット曲を持つ森川美穂氏、稲垣潤一をはじめとする著名なアーティストのピアニストとして活躍している塩入俊哉氏などと共演。

年間100本以上のステージをこなし、演奏技術を磨きながら、年間100人以上の生徒にレッスンを行なっている。

丁寧なレッスンには定評があり、下は3歳、上は80歳オーバーと幅広い層にレッスンを行ってきた。"楽しい"をモットーに、一人一人が"主役"になれるようなレッスンをお届けします。笑顔でステップアップしていきましょう!!